2024年11月20日
タニオコバM4A1の不調
注意!この記事で行われている加工を行う際は自己責任でお願い致します。特にデトネータースリーブを加工する際は予め予備パーツを用意しておく事を推奨致します。
タニオコバのモデルガンM4A1です。
ライフル系のモデルガンの中では過去最高の作動性を誇ると言っても過言ではないモデルガンとして有名です。箱だしで1マガジン30連射は当たり前、息をするように90連射をする様はまさに圧巻です。しかしそんなM4A1ですが最近再販された個体は箱だしで30連射が出来ない個体が多いと聞きます。自分も再販版を購入しているのですがやはりなかなか30連射出来ません。どうしても1、2発不発が出て止まってしまいます。旧型の個体ではなかった現象なので困っていました。旧型と新型を打ち比べなどをして不調原因を探っていた所何故か旧型と新型両方とも不調に陥り動かなくなってしまいました。
ここからが長い戦いの始まりでした。
まず新型、旧型の両方でフルロードするとカートリッジがチャンバーに正常に送り込めなくなりました。ボルトヘッドがボコボコになってカートリッジのリムを捉えられなくなり不自然な装填になっていました。当初は散々発火した旧型だけの問題かと思いましたが新型のボルトヘッドも同様に摩耗していました。
原因はトリガーガードとカートリッジにありました。タニオコバのM4A1は自己責任ですが様々な電動やガスガン用のアクセサリーパーツを付ける事が出来ます。私はM4A1のトリガーガードを2丁ともガスガンのストレートトリガーガードタイプに変更していました。
それにより本来のトリガーガードの厚みより小さくなってしまいマガジンとチャンバーの間にガタツキが発生していました。その結果フィードランプとマガジンの間の段差にボルトヘッドとカートリッジが一瞬サンドイッチ状態になった後に糾弾が行われるような状態になりボルトヘッドがボコボコになってしまいました。
次にカートリッジによる問題ですが、これはM4A1ユーザーであれば避けられない現象でカートリッジが度重なる発火の衝撃で弾頭側がハの字に膨れてしまうのです。
この時私のカートリッジは殆どが膨れている状態でした。この膨らみが糾弾の際ボルトヘッドと激しく擦れてボルトヘッドがヤスリがけされた様に摩耗されていました。
ボルトの摩耗が原因だとわかったのですぐにタニオコバにお願いしてボルトヘッドの交換とトリガーガードを純正パーツに戻しました。
そして新品になったボルトで試射をしてみましたがまだボルトがカートリッジを拾えずフィードジャムが起きてしまいます。マガジンを観察してみた所フルロードした際のカートリッジのリムの位置が下に落ち込んでいます。
これではボルトヘッドが新品でもカートリッジはチャンバーに送り込めません。この原因ですがまたしてもカートリッジの膨らみでした。全てのカートに膨らみがあるので装填した際正常な配列になっていないのは勿論、マガジン内部で膨らみ分摩擦が発生して弾上がりが弱くなっていました。
この問題の対処方はカートリッジの膨らみを矯正するかカートリッジを新しくするかの二択があります。今回は新品のカートリッジに交換しました。
カートリッジとボルトを新品にして再度試射してみました。
今度は糾弾不良が無くなり発火できる様になりました!
しかしやはり不発が起きて30連射が出来ません。そして新型のM4A1だけ何故か連射サイクルが旧型に比べて遅く安定しません。
分解して新型と旧型を比べてみた所ハンマーの形状が旧型に比べて肉抜きがなかったりリコイルバッファースプリングの長さが旧型に比べて長いなどの違いがありました。
また発火仲間の方からおそらくfピンの長さが変更されているのではないかという話も聞きました。これらの違いがどの様にして連射サイクルに影響するのかはハッキリとしていません。そこで分かる部分から調整していきました。
1、 本体ロアフレームを清掃する
発火仲間のM4A1ユーザーの中ではロアフレームを分解してもう一度組み立てたら正常に治ったという方がいました。ロアフレームはハンマー機構などが詰まっているので汚れなどは連射サイクルに影響します。
また新品でもモデルガンは工場出荷時に過剰にグリスが塗られている事が多くそれが悪影響を及ぼしている事も少なくありません。
ロアフレームを分解するのは面倒かつ元に戻せる自信がなかったのでフレーム内部を洗剤で洗って乾燥させました。
ロアフレームを洗浄して発火してみた所やはり内部の汚れが動きに影響していたみたいで動きにキレが出始めました。しかしまだ完全にはサイクルが安定せず不発が出ます。
2 、チャージングハンドルのグリスアップ
サイクルが安定しない事をタニオコバに問い合わせしてみた所ボルト上部とチャージングハンドルの噛み合う部分擦れてサイクルが安定しない事があるのでそこにオイルを入れると解消するとアドバイスを頂きました。
新型のM4A1は旧型に比べて発火した際チャージングハンドルが前後に動く現象が頻繁に起こっていました。本来発火の際にチャージングハンドルは動くはずないのでブローバックの動きを阻害しているのは間違いありません。
チャージングハンドルの内側にシリコンオイルを拭いてみました。
またフレーム内部のボルトと干渉しそうな部分にもオイルを拭いて発火した所連射サイクルがかなり安定して発火中もチャージングハンドルが動かなくなりました!後は不発だけです!
3 、デトネーターの調整
モデルガンの代表的な不発対策にはハンマースプリングの強化、fピンの延長、デトネーターの延長、スプリングの変更などがあります。今回はスプリングの変更ハンマースプリングの強化はせっかく良くなった連射サイクルがまた安定しなくなる可能性があるので調整は避けました。またfピンの延長はボルトが分解不可のため出来ません。結果残ったデトネーターの調整で不発対策を行いました。
M4A1の不発は何らかの要因でボルトのストローク量が足りなくなりハンマーの打撃タイミングがズレるのが原因で、デトネーターを調整して発火パワーをあげれば治るのではないかと発火仲間からアドバイスをもらいデトネータースリーブを削ってデトネーターの位置を僅かに前進させました。しかしこのままではデトネーターとインサートに隙間ができて発火の衝撃で元の位置に戻ってしまいます。なので隙間を埋めつつ固定された際に僅かに前進させるためOリングのスペーサーを入れました。
この加工をした状態で発火すると何と30連射は勿論60連射までいけました!
これです!これこそタニオコバM4A1の正しい姿です!
同様の加工を旧型にも行ったところこちらもかつての様な調子に戻りました!どうやらこの調整の方向性は間違っていなかったようです。
まとめ
今回初めてフルオート系の長物モデルガンを調整しましたが今までで一番大変でした。文字にしてみると意外とあっさりしていますが実際は半年以上調整してやっと動いた感じです。最も苦労したのが元々タニオコバのM4は過去にこんな不調を起こした事が殆どないのでインターネットや知人に聞いても調整内容の情報が全くなく完全に手探り状態で始めなければいけない事でした。その結果新しいパーツを買って交換などしていたら3万円程掛かってしまいました。
手探りでの調整は精神的にかなり疲れましたが今回それを乗り越えた事で何か大きな経験を得られたような気がします。
最後にこの拙い記事がM4ユーザーの何かの足しになれば幸いです。
皆様良きM4ライフを!
タニオコバのモデルガンM4A1です。
ライフル系のモデルガンの中では過去最高の作動性を誇ると言っても過言ではないモデルガンとして有名です。箱だしで1マガジン30連射は当たり前、息をするように90連射をする様はまさに圧巻です。しかしそんなM4A1ですが最近再販された個体は箱だしで30連射が出来ない個体が多いと聞きます。自分も再販版を購入しているのですがやはりなかなか30連射出来ません。どうしても1、2発不発が出て止まってしまいます。旧型の個体ではなかった現象なので困っていました。旧型と新型を打ち比べなどをして不調原因を探っていた所何故か旧型と新型両方とも不調に陥り動かなくなってしまいました。
ここからが長い戦いの始まりでした。
まず新型、旧型の両方でフルロードするとカートリッジがチャンバーに正常に送り込めなくなりました。ボルトヘッドがボコボコになってカートリッジのリムを捉えられなくなり不自然な装填になっていました。当初は散々発火した旧型だけの問題かと思いましたが新型のボルトヘッドも同様に摩耗していました。
原因はトリガーガードとカートリッジにありました。タニオコバのM4A1は自己責任ですが様々な電動やガスガン用のアクセサリーパーツを付ける事が出来ます。私はM4A1のトリガーガードを2丁ともガスガンのストレートトリガーガードタイプに変更していました。
それにより本来のトリガーガードの厚みより小さくなってしまいマガジンとチャンバーの間にガタツキが発生していました。その結果フィードランプとマガジンの間の段差にボルトヘッドとカートリッジが一瞬サンドイッチ状態になった後に糾弾が行われるような状態になりボルトヘッドがボコボコになってしまいました。
次にカートリッジによる問題ですが、これはM4A1ユーザーであれば避けられない現象でカートリッジが度重なる発火の衝撃で弾頭側がハの字に膨れてしまうのです。
この時私のカートリッジは殆どが膨れている状態でした。この膨らみが糾弾の際ボルトヘッドと激しく擦れてボルトヘッドがヤスリがけされた様に摩耗されていました。
ボルトの摩耗が原因だとわかったのですぐにタニオコバにお願いしてボルトヘッドの交換とトリガーガードを純正パーツに戻しました。
そして新品になったボルトで試射をしてみましたがまだボルトがカートリッジを拾えずフィードジャムが起きてしまいます。マガジンを観察してみた所フルロードした際のカートリッジのリムの位置が下に落ち込んでいます。
これではボルトヘッドが新品でもカートリッジはチャンバーに送り込めません。この原因ですがまたしてもカートリッジの膨らみでした。全てのカートに膨らみがあるので装填した際正常な配列になっていないのは勿論、マガジン内部で膨らみ分摩擦が発生して弾上がりが弱くなっていました。
この問題の対処方はカートリッジの膨らみを矯正するかカートリッジを新しくするかの二択があります。今回は新品のカートリッジに交換しました。
カートリッジとボルトを新品にして再度試射してみました。
今度は糾弾不良が無くなり発火できる様になりました!
しかしやはり不発が起きて30連射が出来ません。そして新型のM4A1だけ何故か連射サイクルが旧型に比べて遅く安定しません。
分解して新型と旧型を比べてみた所ハンマーの形状が旧型に比べて肉抜きがなかったりリコイルバッファースプリングの長さが旧型に比べて長いなどの違いがありました。
また発火仲間の方からおそらくfピンの長さが変更されているのではないかという話も聞きました。これらの違いがどの様にして連射サイクルに影響するのかはハッキリとしていません。そこで分かる部分から調整していきました。
1、 本体ロアフレームを清掃する
発火仲間のM4A1ユーザーの中ではロアフレームを分解してもう一度組み立てたら正常に治ったという方がいました。ロアフレームはハンマー機構などが詰まっているので汚れなどは連射サイクルに影響します。
また新品でもモデルガンは工場出荷時に過剰にグリスが塗られている事が多くそれが悪影響を及ぼしている事も少なくありません。
ロアフレームを分解するのは面倒かつ元に戻せる自信がなかったのでフレーム内部を洗剤で洗って乾燥させました。
ロアフレームを洗浄して発火してみた所やはり内部の汚れが動きに影響していたみたいで動きにキレが出始めました。しかしまだ完全にはサイクルが安定せず不発が出ます。
2 、チャージングハンドルのグリスアップ
サイクルが安定しない事をタニオコバに問い合わせしてみた所ボルト上部とチャージングハンドルの噛み合う部分擦れてサイクルが安定しない事があるのでそこにオイルを入れると解消するとアドバイスを頂きました。
新型のM4A1は旧型に比べて発火した際チャージングハンドルが前後に動く現象が頻繁に起こっていました。本来発火の際にチャージングハンドルは動くはずないのでブローバックの動きを阻害しているのは間違いありません。
チャージングハンドルの内側にシリコンオイルを拭いてみました。
またフレーム内部のボルトと干渉しそうな部分にもオイルを拭いて発火した所連射サイクルがかなり安定して発火中もチャージングハンドルが動かなくなりました!後は不発だけです!
3 、デトネーターの調整
モデルガンの代表的な不発対策にはハンマースプリングの強化、fピンの延長、デトネーターの延長、スプリングの変更などがあります。今回はスプリングの変更ハンマースプリングの強化はせっかく良くなった連射サイクルがまた安定しなくなる可能性があるので調整は避けました。またfピンの延長はボルトが分解不可のため出来ません。結果残ったデトネーターの調整で不発対策を行いました。
M4A1の不発は何らかの要因でボルトのストローク量が足りなくなりハンマーの打撃タイミングがズレるのが原因で、デトネーターを調整して発火パワーをあげれば治るのではないかと発火仲間からアドバイスをもらいデトネータースリーブを削ってデトネーターの位置を僅かに前進させました。しかしこのままではデトネーターとインサートに隙間ができて発火の衝撃で元の位置に戻ってしまいます。なので隙間を埋めつつ固定された際に僅かに前進させるためOリングのスペーサーを入れました。
この加工をした状態で発火すると何と30連射は勿論60連射までいけました!
これです!これこそタニオコバM4A1の正しい姿です!
同様の加工を旧型にも行ったところこちらもかつての様な調子に戻りました!どうやらこの調整の方向性は間違っていなかったようです。
まとめ
今回初めてフルオート系の長物モデルガンを調整しましたが今までで一番大変でした。文字にしてみると意外とあっさりしていますが実際は半年以上調整してやっと動いた感じです。最も苦労したのが元々タニオコバのM4は過去にこんな不調を起こした事が殆どないのでインターネットや知人に聞いても調整内容の情報が全くなく完全に手探り状態で始めなければいけない事でした。その結果新しいパーツを買って交換などしていたら3万円程掛かってしまいました。
手探りでの調整は精神的にかなり疲れましたが今回それを乗り越えた事で何か大きな経験を得られたような気がします。
最後にこの拙い記事がM4ユーザーの何かの足しになれば幸いです。
皆様良きM4ライフを!
2024年08月07日
KSC M93R フォールディングストック
KSC製のM93R用フォールディングストックです。
もともと買おうと思っていたのですが近年の値上げで新品の値段が高くなってしまいなかなか買わずにいた所知り合いから昔のでよければ当時の値段で譲っていいと話をいただいたので購入しました。
93RのストックというとMGC製の装着した状態で折りたためるタイプを見かける事が多いですがこちらはKSC製なので装着した状態では折り畳めません。
その代わりにMGC製より小ぶりで持ち運びはしやすそうです。
装着して展開してみました。カッコいい!
ストック無しの状態からかなり大型化しますがこの様なストックを付けなければ実銃では3バーストの衝撃を抑えるのは難しいのでしょう。
その後ストックを付け、構えてから気づいたのですがストック後端パットプレートが他のライフルなどに比べてかなり小ぶりかつ後端が何も加工されておらずかなり滑ります。
これは実銃もそうなのかこの製品だけなのかは分かりませんがこれではせっかくストックを付けたのに射撃姿勢が安定しません。
仕方がないのでホームセンターで売っている野外用の滑り止めテープを貼ってステッピングの代わりにしました。
野外用なので少し粗めですがキチンと滑り止め効果が出て安定した射撃姿勢が取れる様になりました。
一手間掛かりましたが有名な93Rのスタイルにすることが出来て自分は満足です。
そのうちMGC製のストックも手に入れてみたいです。
2024年08月07日
Ktactical バトルベルトキット
Ktactical社のバトルベルトキットを購入しました。
このキットにはホルスターを除く基本的なファーストライン一式がセットになって同封されていて好みのホルスターを別で購入すればすぐにファーストラインが組める様になっています。
今回自分は同社が出している1911用のホルスターを一緒に購入しました。
そして中の物とホルスターを組み立てるとこんな感じ。
うーんカッコいい!組み方の説明書がなかったので最初戸惑いましたがなんとか組み上げられました。右からホルスター、メディカルポーチ、ダンプポーチ、M4と1911のマガジンポーチです。あとセットとは別に前から持っていたフラッシュライトも一緒に組んでみました。
ベルトは基本的なタクティカルベルトとおそらく同じ構造です。公式データによるとベルトループは20スロットみたいです。
ベルトバックルもワンタッチで取り外し可能で、ロックもしっかりしているので振動で外れる心配は無さそうです。
ホルスターはカイデックスタイプで保持力も高くドロウする際はするりとストレスなく抜けます。
自分はカイデックスタイプのホルスターを使うのが実は今回が初めてで外部ロック機構が無いことに少し不安がありましたがこれだけしっかり保持力があるなら全く気になりません。ただ銃の保持はトリガーガードに挟み込む様な構造でドロウの際擦れるので塗装や表面仕上げが綺麗なトイガンには注意が必要だと思いました。
ポーチ類やベルトの作りもしっかりしていてサバゲーなどの使用も全く問題無さそうです。今後はイベントなどに使用していこうと思います。
さてここまでベルトキットを見てきましたがサバゲーをしない自分がそもそもなぜこの商品を買ったのかというとタクティカルベルトがカッコよくて欲しかったというのもありますが、モデルガンの発火イベントに行った時に今まで自分はレザー系のホルスターをよく使用していてウエストベルトに装着していました。その際イベントの休憩時間などになるとホルスターやポーチ類をベルトからいちいち一つずつ外していてかなり面倒に感じていました。そこでサバゲーに参加している知人にこの話をしたところ装備を一括で着け外しできるファーストラインのことを教えてもらいました。その時オススメしてもらったのはTREX arms社のベルトキットでしたが自分には高すぎて手が出ませんでした。またファーストラインを実際に組む際に何から買ったほうがいいのか初心者の自分には全く分からない状態でした。
そんな状態である日Twitterをみていたところ偶然Ktactical社とベルトキットの存在を知りました。そしてこのキットはリーズナブルな値段でホルスター以外の基本的な装備は全て揃っているので初心者の自分にうってつけの商品でしたので購入したという事です。
買った商品を販売しているKtactical社はカルフォルニアにある小規模メーカーで日本の二次元的な可愛さと実用性の追求をコンセプトに活動しているメーカーです。そして社名のkはかわいいを表しています。なのでベルトキットのイラストも日本的?なキャラクターが描かれています。
個人的にこういう変わった事を実銃の世界で本気でやっているはとても面白いと思いました。今回ベルトキットと一緒にKtactical社のキャラクターパッチも購入してメディカルポーチに着けてみました。
個人的にかわいいと思います。
Ktactical社の商品は結構気に入ったので今後も色々買っていこうかなと思います。
このキットにはホルスターを除く基本的なファーストライン一式がセットになって同封されていて好みのホルスターを別で購入すればすぐにファーストラインが組める様になっています。
今回自分は同社が出している1911用のホルスターを一緒に購入しました。
そして中の物とホルスターを組み立てるとこんな感じ。
うーんカッコいい!組み方の説明書がなかったので最初戸惑いましたがなんとか組み上げられました。右からホルスター、メディカルポーチ、ダンプポーチ、M4と1911のマガジンポーチです。あとセットとは別に前から持っていたフラッシュライトも一緒に組んでみました。
ベルトは基本的なタクティカルベルトとおそらく同じ構造です。公式データによるとベルトループは20スロットみたいです。
ベルトバックルもワンタッチで取り外し可能で、ロックもしっかりしているので振動で外れる心配は無さそうです。
ホルスターはカイデックスタイプで保持力も高くドロウする際はするりとストレスなく抜けます。
自分はカイデックスタイプのホルスターを使うのが実は今回が初めてで外部ロック機構が無いことに少し不安がありましたがこれだけしっかり保持力があるなら全く気になりません。ただ銃の保持はトリガーガードに挟み込む様な構造でドロウの際擦れるので塗装や表面仕上げが綺麗なトイガンには注意が必要だと思いました。
ポーチ類やベルトの作りもしっかりしていてサバゲーなどの使用も全く問題無さそうです。今後はイベントなどに使用していこうと思います。
さてここまでベルトキットを見てきましたがサバゲーをしない自分がそもそもなぜこの商品を買ったのかというとタクティカルベルトがカッコよくて欲しかったというのもありますが、モデルガンの発火イベントに行った時に今まで自分はレザー系のホルスターをよく使用していてウエストベルトに装着していました。その際イベントの休憩時間などになるとホルスターやポーチ類をベルトからいちいち一つずつ外していてかなり面倒に感じていました。そこでサバゲーに参加している知人にこの話をしたところ装備を一括で着け外しできるファーストラインのことを教えてもらいました。その時オススメしてもらったのはTREX arms社のベルトキットでしたが自分には高すぎて手が出ませんでした。またファーストラインを実際に組む際に何から買ったほうがいいのか初心者の自分には全く分からない状態でした。
そんな状態である日Twitterをみていたところ偶然Ktactical社とベルトキットの存在を知りました。そしてこのキットはリーズナブルな値段でホルスター以外の基本的な装備は全て揃っているので初心者の自分にうってつけの商品でしたので購入したという事です。
買った商品を販売しているKtactical社はカルフォルニアにある小規模メーカーで日本の二次元的な可愛さと実用性の追求をコンセプトに活動しているメーカーです。そして社名のkはかわいいを表しています。なのでベルトキットのイラストも日本的?なキャラクターが描かれています。
個人的にこういう変わった事を実銃の世界で本気でやっているはとても面白いと思いました。今回ベルトキットと一緒にKtactical社のキャラクターパッチも購入してメディカルポーチに着けてみました。
個人的にかわいいと思います。
Ktactical社の商品は結構気に入ったので今後も色々買っていこうかなと思います。
2024年07月04日
ハートフォード SAA シビリアン シルバーモデル
ハートフォードのSAAシビリアンシルバーです。購入したのはもう7年以上前で私が人生で初めて買ったモデルガンです。
当時はまだオートのモデルガンなども殆ど知らない状況でただファストドロウを始めたくて購入しました。
現在競技で使っているのはキャバルリータイプのSAAですが今でも競技以外の事では発火するなど現役で使用しています。
元々は組み立てキットのものですが競技に使える様に色々変更されています。又長い競技使用で様々な部分にダメージが見られます。
真鍮製のフォーシングコーンです。本来はフレーム一体型のABS製ですが度重なる発火に耐えられず溶けてしまったので削り落として後加工で付けています。この加工によって火花の横漏れが減少されています。
シリンダーが金属チップ入りの競技用の物に変更されています。タナカ製のSAAと違いハートフォードはカッチリ調整しないと早撃ち競技では急激なコッキングに耐えられずシリンダーがスキップしてしまうのでそれを防止するためにシリンダーノッチに金属のチップが入った物を使用するのが当たり前となっています。
ハンマーに面取り加工を施しています。これは競技の際ファニングという撃ち方に失敗するとハンマーの角に激しく擦れて指の怪我をするのを防止する為に削り込んでいます。
かなり使いこんで相当のダメージを受けていますがいまだに交換するパーツはハンマーとトリガーくらいなのは元の実銃のシンプルな設計の恩恵でしょうか。
自分をモデルガンの世界に引き込んだ最初の一丁ですのでこれからも大切にして遊んでいこうと思います。
2024年05月30日
BWC M45A1
BWCのM45A1です。
購入したのは4年以上前で浅草ブラックホールのBWCブースで購入しました。元々発火体験用のデモ機という事でかなり安い値段で売っていたので購入しました。
地味にGM7系では珍しいコルト刻印のタクティカル1911です。今でこそガスガンなどでありふれているM45A1ですが発売当初はまだマルイのガスガンなどは発売されていなくトイガンでは初めてのモデルアップだったと思います。
バレルはコルトXSE同様ナシュナルマッチ刻印、グリップは本物のg10グリップです。
ピカティニー規格のレイルドフレームなので各種アタッチメントをつける事が出来ます。
1911のレイルフレームは各社独自の形をしていますが個人的にこのコルトの形状やキンバーの形状は結構好きな部類に入ります。
シュアファイアーのx300を付けてみました。
ライトは当然のごとくレプリカですが全く問題なく装着出来ます。やはりメディアではこのスタイルで見かける事が多いのでしっくりきます。
内部構造ですがBWC中期に制作されているのでもちろんエキストラクターはライブ、ブリーチはスライドと面一です。
そしてなんと内部のリコイルスプリングが実銃同様二つのコイルからなるデュアルスプリングになっています。
この再現を行なっているのはおそらくBWCのモデルガンだけだと思います。このスプリングによって発火した際衝撃は弱くスライドが戻る時に鋭い独特のリコイルが感じられます。またこの個体は一般販売された物ではないので流通品と細部に違いがあります。
全体のルックスですが一部塗装が剥げています。
これはさまざまなイベントで発火されたのでその際に剥げた様です。通常なら気になる部分ですがこの銃に関してはそこまで気になりません。なぜかと言うと実銃の写真を見ても多くの個体が塗装が剥げているのでむしろより本物の様な雰囲気を出しているからです。
またマズルフェイスがうっすら黒く焦げた様な塗装になっています。
一般販売品は綺麗なタンカラーでこの様な塗装にはなっていません。これは後から聞いた話ですがこの個体は発火テスト用に初期に作られた個体の様で綺麗な物を作るのではなくイメージ先行で作られた物で実銃の写真で撃ちすぎてマズルフェイスが黒く焦げた様になっているM45A1が多いので飯野社長がそれに似せて作られたようです。またバレルブッシングは本来亜鉛のメッキ仕様ですがステンレス製になっていて高級感があります。
この個体は発火体験で使用された物なので私が購入する以前にすでに500発以上発火されています。そのおかげで擦り合わせが完璧になったのか分かりませんが購入してからも不調を知らない発火マシーンとなっており楽しくてつい撃ちすぎてしまいます。
以上のことから私の所持するモデルガンの中ではかなりお気に入りなっています。
唯一欠点を挙げるとするならばスライドストップの溝がGM7と同じ広いタイプになってる事くらいです。しかしこれもノッチ欠け対策になってるので発火派の私にはそこまで気になりません。
BWCはこのM45A1の前にコルトXSEも発売しているので兄弟機であるXSEもいずれ手に入れて並べてみたいです。
2024年05月21日
ポスター
ブルーアーカイブのb2ポスターを手に入れました。
Reバースというカードゲームの販促用ポスターです。イラストは多分書き下ろしでしょう。
ブルアカ公式ではb2サイズのポスターなどはおそらく販売されていないのでちょっと珍しいポスターですね。公式のイラストを大きなサイズで見ることができるので嬉しいです。
今回このポスターイラストで初めてシロコがピアスをしている事に気づきました。大きなイラストだと普段気づかない細かいところまで見る事が出来るのもポスターイラストの楽しいところです。
ポスターの折り目についてですがどうもショップに配布された段階で折り畳まれているみたいなので避けられないみたいです。
一応アイロンなどをかけて極力修復作業を行いましたが今の私の技術ではこれが限界でした。
しかしあまり人気の無いカードゲームなのか市場にあまり出回っていないので無くなる前に入手できて良かったです。
Reバースというカードゲームの販促用ポスターです。イラストは多分書き下ろしでしょう。
ブルアカ公式ではb2サイズのポスターなどはおそらく販売されていないのでちょっと珍しいポスターですね。公式のイラストを大きなサイズで見ることができるので嬉しいです。
今回このポスターイラストで初めてシロコがピアスをしている事に気づきました。大きなイラストだと普段気づかない細かいところまで見る事が出来るのもポスターイラストの楽しいところです。
ポスターの折り目についてですがどうもショップに配布された段階で折り畳まれているみたいなので避けられないみたいです。
一応アイロンなどをかけて極力修復作業を行いましたが今の私の技術ではこれが限界でした。
しかしあまり人気の無いカードゲームなのか市場にあまり出回っていないので無くなる前に入手できて良かったです。
2024年05月06日
各種オープンデトネーターの特性
タニオコバGM7シリーズ用のオープンカートリッジ用デトネーター各三種類です。
左からシングルオープンデトネーター、ダブルヘッドオープンデトネーター、ロングライフデトネーターです。
全てタニオコバ公式から販売されている物でオープンカートリッジの発火に使用できます。
最近新しくタニオコバのGM7.5シリーズを買った方から良くこの三つの中からどれが一番いいのか聞かれる事が多いのでそれぞれの特性を個人的な観点から書いていこうと思います。
シングルタイプ
デトネーターヘッドのラバーが一つしか付いていない一番初期に発売された物です。厳密にはシングルタイプにも初期型、後期型などがあり若干特性が違うのですが今回は割愛します。
他のタイプとの見た目の大きな違いはEリングが付いています。おそらくこれでラバーヘッドの位置を固定、かつブローバックパワーを調整しているのだと思います。
使用感についてですがアルミカートリッジとプラカートリッジ共に安定したブローバックをします。個人的に一番おすすめするのがシングルタイプです。欠点としては初期に発売された製品なのでデトネーター単体ではもう発売されていなく今からの入手は比較的難しいです。また分解の際毎回Eリングをはずすのが面倒なのと連続して撃つことはできますが極端な速射には弱く条件が悪いと直ぐにゴムが切れる事があります。
しかしながら説明書通りの使用をすれば80発位は撃って遊ぶ事ができました。
ダブルヘッドタイプ
シングルタイプからEリングが無くなり全体形状が変更されラバーヘッドが二つになりました。GM7.5シリーズが発売された後にプラカートリッジのリニューアルと一緒に発売された製品です。現在のGM7.5シリーズではこちらのデトネーターが標準装備となっています。
こちらも発売時期によってラバーヘッドの向きが違うなどがありますが割愛します。
使用感は三つのデトネーターの中では最もパワーが弱くブローバックトリートメントなどを使用しないで発火した場合3マガジンでゴムが切れる事も少なくなくひどい時は1マガジンで切れることもあります。
正直標準でついているデトネーターですが手放しに良いとは言えない製品です。
しかしながらトリートメントを使用して3マガジン以上の連続発火を抑えて使用すれば120発程まで撃てるなど耐久性が上がっていて標準装備デトネーターなので予備のラバーヘッドなども簡単に入手出来ます。またシングルタイプと同様アルミでもプラでも安定して発火出来ます。
余談になりますがこのデトネーターをGM7.5ではなくGM7に組み込むと意外としっかり動く事があります。この現象についてですがGM7.5は初めに発売された時はイージーCP用として発売されています。この変更による物の為かは分かりませんが内部のメインスプリングの長さの延長やブリーチの材質がHWに変更されています。おそらく完全にオープンタイプ用という具合には設計されていません。GM7からスライド重量の増加、スプリングテンションの増加によってラバーヘッドの負担が増えているのは明らかです。その結果以前の感覚で発火すると直ぐにゴムが切れてしまう事態に陥ってしまうのではないでしょうか?ブローバックを補助するブローバックトリートメントが発売されたのも確かこの時期だった様な気がします。
ロングライフデトネーター
一番新しいタイプのデトネーターで唯一標準装備されていなくオプションパーツ扱いのデトネーターです。
変更点はデトネーターの先端形状の変更、ラバーヘッドが円形から筒状に変更又材質もゴムから特殊なプラスチックに変更されています。
使用感ですが名前の通りラバーヘッドの寿命が最も長く雑に使用していても60発位は切れる事なく適正に使えば200発まだ切れません。またブローバックパワーも強く鋭いキックが楽しめ、最も新しく発売された製品なので広く出回っていて簡単に入手する事が出来ます。
ここまでは良い事ずくめなのですが個人的にこのタイプは最も癖が強くきちんとした知識がないとちゃんとした性能を発揮できない上級者向けのアイテムとなっています。
まず使用する際ラバーヘッドの材質変更によりブローバックトリートメントの使用が必須となっています。
これは説明書にも書いてありますが意外と知らない方が多いです。トリートメントを使用しないで発火した場合高確率でカートリッジがデトネーターに張り付きチャンバーから出てこなくなります。これはアルミカートリッジだとほぼ確実に起こります。チャンバーからカートを引き抜けない状態でもエキストラクターはカートを咥えたままなので強制ブローバック→エキストラクター破損に繋がります。よって張り付き防止の為トリートメントを塗るのですがカートリッジにトリートメントを塗る量も繊細で塗りすぎると後退不足を起こし足りないと張り付きが発生します。ここはもう感覚で慣れるしかありません。
もう一つパワーが強くてキックが鋭いと書きましたが少しパワーが強すぎます。破損するほどではないですがGM7.5のシングルサムセーフティーの軸が衝撃でだんだん外れてくる程です。また汚れに弱く簡易クリーニングをしないと直ぐに後退不足と張り付きを起こします。アルミカートリッジではあまりに張り付きが酷く私はロングライフデトネーターはプラカートリッジでしか発火しなくなりました。
この様な癖の強さなのか購入した一部の人から全然動かないという声もあり、発売から結構経ちますがいまだにGM7.5に標準装備された事はありません。恐らく新しく買ったユーザーからクレームが来る事を避けている為かもしれません...
総じて入手はしやすいが本領を発揮させるのに必要な知識と経験が多く少しおすすめしにくい物になっています。
実験
それぞれのデトネーターに良い点や悪点を述べましたが基本的にタニオコバが公式に販売しているオープンデトネーター用ブローバックトリートメントを使用し、3マガジンに一度簡易洗浄するなどをすればどのデトネーターもメーカーのスペック通りの性能を発揮します。
しかしデトネーターは持っていてもトリートメントは持っていない方の場合を想定してトリートメント使用しないでの使用感を実際に発火して試してみました。本来ロングライフデトネーターはトリートメントの使用は必須ですが今回はあえて使用せずに実験します。
条件は同じモデルガンで簡易洗浄無し、プラカートリッジで3マガジン分の連続発火です。発火の感覚は1秒程の間隔で行いました。ロングライフタイプのみ張り付きが起こった時点で実験を終了とします。
シングルタイプ
https://x.com/0803jake/status/1787427866545999879?s=46&t=BUO2oRo139-7zTfE4GxXLQ
21発目まではなんとかブローバックしましたが残りはラバーヘッドが切れてブローバックしませんでした。デトネーターの状態ですがかなり汚れてラバーヘッドは千切れています。
ダブルヘッドタイプ
https://x.com/0803jake/status/1787449351633252744?s=46&t=BUO2oRo139-7zTfE4GxXLQ
不発がありましたが一応最後までブローバックしました。デトネーターはかなり汚れてラバーヘッドも傷んでいますが千切れてはいませんでした。
ロングライフタイプ
https://x.com/0803jake/status/1787464690412724228?s=46&t=BUO2oRo139-7zTfE4GxXLQ
1マガジンまでブローバックしましたがその後張り付きが起こり発火は困難と見做し実験終了。
8発しか撃っていないのでデトネーターはそこまで汚れていません。
結論
結局遊ぶ方の入手経路や使うモデルガンの機種、カートリッジの種類、発火する頻度などによって変わりますがトリートメントを使用する事を前提とするならば標準のダブルヘッドタイプが一番良いのではないかと私は考えます。
以上が私の各種オープンデトネーターの見解です。各種デトネーターの割愛部分に関してもいずれどこかのタイミングで書いていければと思います。色々書きましたがオープンデトネーターは手軽に発火出来てとても画期的なデトネーターです。自分に合った物を選択して皆様も良き発火ライフを楽しみましょう!
左からシングルオープンデトネーター、ダブルヘッドオープンデトネーター、ロングライフデトネーターです。
全てタニオコバ公式から販売されている物でオープンカートリッジの発火に使用できます。
最近新しくタニオコバのGM7.5シリーズを買った方から良くこの三つの中からどれが一番いいのか聞かれる事が多いのでそれぞれの特性を個人的な観点から書いていこうと思います。
シングルタイプ
デトネーターヘッドのラバーが一つしか付いていない一番初期に発売された物です。厳密にはシングルタイプにも初期型、後期型などがあり若干特性が違うのですが今回は割愛します。
他のタイプとの見た目の大きな違いはEリングが付いています。おそらくこれでラバーヘッドの位置を固定、かつブローバックパワーを調整しているのだと思います。
使用感についてですがアルミカートリッジとプラカートリッジ共に安定したブローバックをします。個人的に一番おすすめするのがシングルタイプです。欠点としては初期に発売された製品なのでデトネーター単体ではもう発売されていなく今からの入手は比較的難しいです。また分解の際毎回Eリングをはずすのが面倒なのと連続して撃つことはできますが極端な速射には弱く条件が悪いと直ぐにゴムが切れる事があります。
しかしながら説明書通りの使用をすれば80発位は撃って遊ぶ事ができました。
ダブルヘッドタイプ
シングルタイプからEリングが無くなり全体形状が変更されラバーヘッドが二つになりました。GM7.5シリーズが発売された後にプラカートリッジのリニューアルと一緒に発売された製品です。現在のGM7.5シリーズではこちらのデトネーターが標準装備となっています。
こちらも発売時期によってラバーヘッドの向きが違うなどがありますが割愛します。
使用感は三つのデトネーターの中では最もパワーが弱くブローバックトリートメントなどを使用しないで発火した場合3マガジンでゴムが切れる事も少なくなくひどい時は1マガジンで切れることもあります。
正直標準でついているデトネーターですが手放しに良いとは言えない製品です。
しかしながらトリートメントを使用して3マガジン以上の連続発火を抑えて使用すれば120発程まで撃てるなど耐久性が上がっていて標準装備デトネーターなので予備のラバーヘッドなども簡単に入手出来ます。またシングルタイプと同様アルミでもプラでも安定して発火出来ます。
余談になりますがこのデトネーターをGM7.5ではなくGM7に組み込むと意外としっかり動く事があります。この現象についてですがGM7.5は初めに発売された時はイージーCP用として発売されています。この変更による物の為かは分かりませんが内部のメインスプリングの長さの延長やブリーチの材質がHWに変更されています。おそらく完全にオープンタイプ用という具合には設計されていません。GM7からスライド重量の増加、スプリングテンションの増加によってラバーヘッドの負担が増えているのは明らかです。その結果以前の感覚で発火すると直ぐにゴムが切れてしまう事態に陥ってしまうのではないでしょうか?ブローバックを補助するブローバックトリートメントが発売されたのも確かこの時期だった様な気がします。
ロングライフデトネーター
一番新しいタイプのデトネーターで唯一標準装備されていなくオプションパーツ扱いのデトネーターです。
変更点はデトネーターの先端形状の変更、ラバーヘッドが円形から筒状に変更又材質もゴムから特殊なプラスチックに変更されています。
使用感ですが名前の通りラバーヘッドの寿命が最も長く雑に使用していても60発位は切れる事なく適正に使えば200発まだ切れません。またブローバックパワーも強く鋭いキックが楽しめ、最も新しく発売された製品なので広く出回っていて簡単に入手する事が出来ます。
ここまでは良い事ずくめなのですが個人的にこのタイプは最も癖が強くきちんとした知識がないとちゃんとした性能を発揮できない上級者向けのアイテムとなっています。
まず使用する際ラバーヘッドの材質変更によりブローバックトリートメントの使用が必須となっています。
これは説明書にも書いてありますが意外と知らない方が多いです。トリートメントを使用しないで発火した場合高確率でカートリッジがデトネーターに張り付きチャンバーから出てこなくなります。これはアルミカートリッジだとほぼ確実に起こります。チャンバーからカートを引き抜けない状態でもエキストラクターはカートを咥えたままなので強制ブローバック→エキストラクター破損に繋がります。よって張り付き防止の為トリートメントを塗るのですがカートリッジにトリートメントを塗る量も繊細で塗りすぎると後退不足を起こし足りないと張り付きが発生します。ここはもう感覚で慣れるしかありません。
もう一つパワーが強くてキックが鋭いと書きましたが少しパワーが強すぎます。破損するほどではないですがGM7.5のシングルサムセーフティーの軸が衝撃でだんだん外れてくる程です。また汚れに弱く簡易クリーニングをしないと直ぐに後退不足と張り付きを起こします。アルミカートリッジではあまりに張り付きが酷く私はロングライフデトネーターはプラカートリッジでしか発火しなくなりました。
この様な癖の強さなのか購入した一部の人から全然動かないという声もあり、発売から結構経ちますがいまだにGM7.5に標準装備された事はありません。恐らく新しく買ったユーザーからクレームが来る事を避けている為かもしれません...
総じて入手はしやすいが本領を発揮させるのに必要な知識と経験が多く少しおすすめしにくい物になっています。
実験
それぞれのデトネーターに良い点や悪点を述べましたが基本的にタニオコバが公式に販売しているオープンデトネーター用ブローバックトリートメントを使用し、3マガジンに一度簡易洗浄するなどをすればどのデトネーターもメーカーのスペック通りの性能を発揮します。
しかしデトネーターは持っていてもトリートメントは持っていない方の場合を想定してトリートメント使用しないでの使用感を実際に発火して試してみました。本来ロングライフデトネーターはトリートメントの使用は必須ですが今回はあえて使用せずに実験します。
条件は同じモデルガンで簡易洗浄無し、プラカートリッジで3マガジン分の連続発火です。発火の感覚は1秒程の間隔で行いました。ロングライフタイプのみ張り付きが起こった時点で実験を終了とします。
シングルタイプ
https://x.com/0803jake/status/1787427866545999879?s=46&t=BUO2oRo139-7zTfE4GxXLQ
21発目まではなんとかブローバックしましたが残りはラバーヘッドが切れてブローバックしませんでした。デトネーターの状態ですがかなり汚れてラバーヘッドは千切れています。
ダブルヘッドタイプ
https://x.com/0803jake/status/1787449351633252744?s=46&t=BUO2oRo139-7zTfE4GxXLQ
不発がありましたが一応最後までブローバックしました。デトネーターはかなり汚れてラバーヘッドも傷んでいますが千切れてはいませんでした。
ロングライフタイプ
https://x.com/0803jake/status/1787464690412724228?s=46&t=BUO2oRo139-7zTfE4GxXLQ
1マガジンまでブローバックしましたがその後張り付きが起こり発火は困難と見做し実験終了。
8発しか撃っていないのでデトネーターはそこまで汚れていません。
結論
結局遊ぶ方の入手経路や使うモデルガンの機種、カートリッジの種類、発火する頻度などによって変わりますがトリートメントを使用する事を前提とするならば標準のダブルヘッドタイプが一番良いのではないかと私は考えます。
以上が私の各種オープンデトネーターの見解です。各種デトネーターの割愛部分に関してもいずれどこかのタイミングで書いていければと思います。色々書きましたがオープンデトネーターは手軽に発火出来てとても画期的なデトネーターです。自分に合った物を選択して皆様も良き発火ライフを楽しみましょう!
2024年05月04日
タニオコバGM7.5 オートオーディナンス
タニオコバGM7.5オートオーディナンスです。
元の状態からそれなりにカスタムしています。
メインスプリングハウジングをストレートのランヤード付きに変更しサムセーフティーをミリタリータイプに変更しています。またフレームとスライドをブルーイングしてサイドポリッシュしています。
全体的に1911ケーシーライバック風を目指してカスタムしたと思います。
このオートオーディナンスは一応イベント限定カスタムとしてブラックホールのタニオコバブースで販売されていた物です。イベント限定ですがブラックホールに行くたびに売っているためあまり特別な感じしませんでしたがブラックのストレートトリガーと斜めのスライドセレーションが気になって当時購入しました。
購入した際キャンペーンだったのかタニオコバ公式のブッシングレンチを頂きました。以前もキーホルダーをいただいた事があったのですがこういうメーカーのアメニティーグッズが貰えるのはイベントならではですね。
私はあまり知らないのですがオートオーディナンスはパルプフィクションという映画の主人公が使っていたモデルみたいで一部の人には人気のモデルのようです。
個人的にこのモデルは通常のGM7シリーズに比べてスライドがタイトに作られていてスライドを引いた時の感触がカッチリしていて気に入っています。
基本設計はGM7.5なのでバシバシ発火して楽しめるモデルです。
2024年05月03日
頂き物
先日秋葉原に行った兄弟からお土産にグッズを頂きました。
スマートフォンアプリゲーム、勝利の女神NIKKEの人気キャラクター、レッドフードのステッカーです。
こちらのキャラクターはゲーム内のストーリーに大きく関わる事とゲーム内性能が高い事から人気投票で1位に輝いたキャラクターです。一応アンドロイドという設定でバレット?に似たライフルを連射して戦います。
グッズはもう一つ頂きました。
こちらもスマートフォンアプリゲーム、アークナイツのキャラクター、ホルンのアクリルスタンドです。
先程のゲームとは違うキャラクターですがこちらもなかなかに人気のあるキャラクターです。
グッズのイラストからは分かりませんがゲーム内では前線で盾を構えながら隠された砲撃と大剣で戦う軍人気質な勇ましいキャラクターです。
どちらも自分の好きなキャラクターなので頂けてとても嬉しいです。後日ステッカーはガンケースにでも貼ろうと思います。
スマートフォンアプリゲーム、勝利の女神NIKKEの人気キャラクター、レッドフードのステッカーです。
こちらのキャラクターはゲーム内のストーリーに大きく関わる事とゲーム内性能が高い事から人気投票で1位に輝いたキャラクターです。一応アンドロイドという設定でバレット?に似たライフルを連射して戦います。
グッズはもう一つ頂きました。
こちらもスマートフォンアプリゲーム、アークナイツのキャラクター、ホルンのアクリルスタンドです。
先程のゲームとは違うキャラクターですがこちらもなかなかに人気のあるキャラクターです。
グッズのイラストからは分かりませんがゲーム内では前線で盾を構えながら隠された砲撃と大剣で戦う軍人気質な勇ましいキャラクターです。
どちらも自分の好きなキャラクターなので頂けてとても嬉しいです。後日ステッカーはガンケースにでも貼ろうと思います。
Posted by 銀だら at
16:45
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2024年05月03日
Vショー戦利品その3
ハートフォードのSAAアーティラリーシルバーです。
このアーティラリーのメッキフレームがvショーのハートフォードブースでB級品として3800円で売っていたので買ってシビリアンに組み込んでみました。
改めてみるとかなりカッコいいです。アーティラリーが映画やゲームなどで良く出てくるのがよく分かります。おそらく一般的な拳銃のバレル長なので初めてみる人にもバランスに違和感を感じさせないのでしょう。
私はファストドロウをやっている関係でSAAはガスガンを含めて数丁所持しているのですが実はアーティラリーは今回が初めてです。
SAAに興味を持った時はファストドロウに興味を持ったのと同時でしたので兎に角シビリアンばかり買っていました。その後数年経つと当時一緒にファストドロウを練習していた仲間の影響でキャバルリーが好きになり今までキャバルリーばかり買ってきました。
アーティラリーを買うお金があったらキャバルリーでいいやという気持ちの中今回イベントで安くアーティラリーのフレームが売っていたので購入した訳です。
B級品の理由ですがゲートの全面にメッキ不良があります。
個人的にこの部分は普段はシリンダーに隠れて見えなくなる部分なので全く問題ないです。
こうして手に入れたアーティラリー。発火するつもりで組んだのですが予想以上にカッコいいので暫くは手に取って弄る用になりそうです。
やはりSAAは最高です。